Airbnbのポートランドオフィス見学に行ってきた。
Airbnbのオフィス見学にオレゴン州ポートランドに11月6日に行ってきた。
Airbnbの本社はポートランドではなくサンフランシスコにあり2013年の夏にSoMa(South of Market)地区にある巨大倉庫を改修して新しいオフィスにしたらしい(WIRED関連記事より)。
ポートランドのオフィスは現地のマネージャーによると2014年の4月から主にユーザーサポートチーム向けのオフィスとして運営されているそう。
写真OKだったのでいろいろ撮ってきた。
Airbnbポートランドオフィスを見て
ひとことで言うと、Airbnbぽいオフィス。mtgルームの名前が都市の名前だったり、雰囲気作りや形自体が世界の都市や民族をモチーフにしていたりクリエイティブな空間。
オフィスは最初は1フロアだったらしい。今は3フロア。フロア拡張すると社員が手作りで飾りを作ったたりmtgルーム自体を作ったりしているそう。それを業務時間でやってるのか気になるw。
ソファーやイスもポートランドの家具屋さんとコラボしてオリジナルのを作ってたり。
いろんな小物にもロゴが入ってたりして、こだわりとサービス愛が感じられたなー。
(ちなみにこの見学の後にその家具屋さんにも訪問してきた。)
自分がいちばん行ってよかったなと思ったこと
いま爆発的に成長しているAirbnbのユーザーサポートの人たちが働くオフィスを生で見れたことで自社に活かせる発見があったのはもちろんだが、一番これ聞けてよかったなと思ったことは、このオフィス内だけで約1年半で40人から450人へと社員が10倍以上に激増したと聞き同行した人が最後にマネージャーに、
「それほどまでに増えているという状況だと、社員の採用と教育はどうしているのか?現場は混乱するのではないか?採用に妥協することもあるのでは?」
と質問、
「それほど混乱していない。私たちはこの人と働きたいと思える人しか採用しない。人の手が必要な場合もままあるが、その場合はアウトソースすることにしているし今も一部はそうしている。社内の人材は優秀な人のみ採用し、レベルを落とさないように徹底している。」
と答えたこと。これには感動した。
1年半で400人以上採用しているのに、働きたいと思える優秀な人しか採用しない、採用に妥協しない、とサラッと言っていた。
あのマネージャーは一体何人と面談してるんだろう。5人に1人採用しているなら2000人、10人に1人なら4000人。それを1年半で。
妥協なき仕事が当たり前になっているところにこの会社がいかに素晴らしく、だからこその成長ではないかと凄さの一端を見た気がした。
どんなに人手が不足していても採用する人材は妥協しない、それが聞けたことが一番の収穫だった。
2015年10月に読んだ本感想まとめ
2015年10月に読んだ本。
2015年10月は15冊。
10月は2日に1冊ペース(つまり月15冊)目標だったので目標達成。
11月も同じ目標にします。
#読んだ。コミュニティマネージャーの仕事ってどんなことをやるのかを紹介しつつ、実践的な内容も紹介。 これは参考になった。社内でも取り入れたい。
ストーリー思考で奇跡が起きる~1%の成功者だけが知っている「人生の脚本」の作り方~
#読んだ。うーむまたこういうの買ってもうた。本屋でパラっと内容読めば違うんだけども。 今の自分に必要のない本。
#読んだ。薄いが内容は良かった。若干難しいところは読み飛ばしていいと思うw。愛は脳を活性化する、素敵。
#読んだ。面白い。破天荒さがすごい。あと、やってることにロマンがある。ビジネスにもロマンが必要かもと思った。
#読んだ。網羅的で荒い部分が目立つが面白く読めた。これからの10年は劇的に変わっていくなあ。カスタマイズという分野でうちは勝負していきます。
マネジメントは格闘技 (成功事例に学ぶ「インパクト・メソッド」Vol. 3)
#読んだ。インパクトメソッドなるものを知らないのにvol3から買ってしまったw インパクトメソッド知りたくなって終わった感じ。
#読んだ。過去の発明があって今のこの社会ができているのがよく分かる。 中国が起源なのが多いねやっぱり。
#読んだ。日米中の30年くらい先までの未来。 中国は古典の戦い方まんまだなこれだと。
#読んだ。まさに万人のためのデザイン、というタイトル通りの内容。 アフォーダンス、ぐさっと来た。まさにデザインってそういうこと。
#読んだ。これは面白い。 この本によれば、20世紀は直線的成長だが、21世紀は指数関数的成長で今後15年に起こる変化は今までの15年の破壊的変化が穏やかに見えるほどになるだろう、と。
自分が見ている未来もそれに近い。インターネットテクノロジーであらゆるものが変わっていく。
インタフェースデザインの心理学 ―ウェブやアプリに新たな視点をもたらす100の指針
#読んだ。会社の誰かが買った本、たまたま見つけたんでパラっと見たら面白そうだったので読んだ。 なるほどなるほど。こういう本が会社にあることが素晴らしい、そんな本。
インタフェースデザインの実践教室 ―優れたユーザビリティを実現するアイデアとテクニック
#読んだ。インタフェースデザインの心理学、の続編。 こっちは現場の人が参考にするようなテクニックの話。 自分的には心理学のほうがためになったかな。 まあここに載っていることを実践する立場にないからだけども。
#読んだ。サラッと読める。著者は伊藤忠の元会長。 「人は仕事で磨かれ、読書で磨かれ、人で磨かれる」、この言葉に興味がある人にはオススメ。
メイカーズ進化論―本当の勝者はIoTで決まる (NHK出版新書 471)
#読んだ。オガさんの本。広義でのインターネットによってこれからどう世界を変わるのかが分かる。 国内海外含め事例もたっぷり、まさに今のIoT領域の現場の雰囲気がわかるなあ。 知っているようで知らないことも多くて楽しめました。
#読んだ。知らないことばかりだった。日頃はネットで世界がより良く変わっていくことばかりを考えているが、それとは全く違う世界が同時に存在してるんだよなあ。幅を広げてくれた本。
100Kmトレッキングinニュージーランド、トンガリロノーザンサーキット(Tongariro Northern Circuit)編
前回前々回と、
100Kmトレッキングinニュージーランド - 新ECおもろ
100Kmトレッキングinニュージーランド、レイクワイカレモアナ(Lake Waikaremoana)編 - 新ECおもろ
2015年の年始にニュージーランドでトレッキングしてきたことについて書いてきたが、今回で最終回(遅筆すぎ・・・)。
2つ行ったグレイトウォーク(Great Walks)のもう一つ、トンガリロノーザンサーキットを紹介する。
グレイトウォーク(Great Walks):トンガリロノーザンサーキット(Tongariro Northern Circuit)
Tongariro Northern Circuit: Walking and tramping in Tongariro National Park
トンガリロノーザンサーキットはトンガリロ国立公園内の活火山、ナウルホエ山の周囲をぐるっと1周するコース。クレーターや噴火口、溶岩流などが見られ、レイクワイカレモアナとは全く違う景色を楽しめる。
行程は43Kmを3〜4日かけてまわる。
自分たちは通常とは逆路を取り2泊3日でまわった。(上の標高と距離の図の右から左に向かって歩いた)。
ちなみにこの国立公園はニュージーランド初の国立公園であり、世界遺産に登録されている。
また、レイクワイカレモアナとは違い、1周せずとも2〜3時間程度のハイキングもできるようにいろんなところに入り口があり気軽に来れる。観光客含め軽装でハイキングしている人も多い。
1月5日の朝にタウポ(Taupo)から移動し、1日目はOturere Hutまで21.8Km。
2日目はMangatepopo Campsiteまで12.8Km。
3日目は8.5Km。
ハット(山小屋)の設備:
なんとガスコンロがある。なので鍋だけ持っていけばOK。ラク。
知らなかったのでバーナーや燃料など持参して行ってしまった。
これ知っていれば荷物減ったんだが(苦笑。
そしてハット自体もきれい。
もちろん水もある。生水が怖くても沸かせば全然問題なし。
ちなみに今回は、ハットが1泊目しか取れず、2泊目がテントしか空いていなかったためレイクワイカレモアナとは違いテント持参。
ハット、テントサイトはもちろん事前にネットから予約可能。
気をつけるべきこと、感想など:
もしハット泊であればレイクワイカレモアナより楽なコースだと思う。
ハットもきれいだし。もしトンガリロを先に来ていたら、こんなNZの山小屋はキレイなのかと誤解してた・笑。
あと最終日の朝は雨だったんだが、雨だとやっぱり楽しさが半減だし、もし2日目が雨だったら悲惨だったなあと。結構急な登山だし2日目が1日目よりもツラいので。
自分たちはそういう意味では最後の帰りの道だけが雨だったのでラッキーでした。
逆に日差しが強い場合も要注意。かならず日焼け止め必要です。
日焼け止めは日本で買って持って行くのをおすすめ。友人はNZで買ったのを使ったが、肌に合わないのかなんなのかベタベタするし、塗ったのに結局けっこう日焼けしてました(以下に写真を載せておきます)。
レイクワイカレモアナよりはお店など周りに色々とあるとはいえ、事前に準備や調達するのはこちらも変わらず。
あとNZ全体に言えることだが、案内がきめ細かくないのであっているのか若干不安になったりしますが、そのまま進んでも大きく間違えることはなかったです。
景色どうだった?:
滝や湖がものすごくきれい。見渡す限り草原だったり、火星のようだったり景色はやはり素晴らしかったです。ここにしかない景色。
いくつか写真を載せておきます。
自分は結局このトレッキングをきっかけに、トレッキングにはまりだしてます。
残りの7つのグレイトウォーク(Great Walks)もいつか行きたい。
その時にはまたブログ書こうと思います。
ではまた。
2015年9月に読んだ本感想まとめ
2015年9月に読んだ本。
2015年9月は16冊。
9月は3日に1冊ペース(つまり月10冊)目標だったので目標達成。
インプットが少ないとアウトプットも少なくなるので、
10月から目標を月15冊と元に戻します。
#読んだ。北尾さんの人生を知るとともに安岡正篤を学べる本。 分かりやすく書いてある。 たまに読み返したい。
角川インターネット講座 (5) ネットコミュニティの設計と力 つながる私たちの時代
#読んだ。ネットでのコミュニティとは、作り方、人間社会から見る、など体系的にネットのコミュニティについて学べる本。 コミュニティ系のネットサービス作っている、もしくは作ろうとしている人には必読本だと思う。ちょっと高いけどもw
#読んだ。未来が見えれば今何をすればいいか分かるので未来を見えるようにすればいいよね、じゃあ未来ってどうやったら見えるようになるの?ということに対する1つの回答。
過去現在未来はつながっている、ということが体験的に分かっているとしっくりきそうな内容でした。
#読んだ。めちゃさらっと読める。こういう視点って自分的には新しかったな。
#読んだ。こういう本を読むともっと本を読まなければと思う。それもクラシックな本を。 人間をつくる本。
#読んだ。運命を創る、よりはわかりやすいかも。まあ創るの方を読んだあとだからなのかもしれないけど。
#読んだ。革命とは言いすぎな気がするなあ。まあ小が大と戦う戦略は孫子の兵法にあるのでそのままの戦い方な気がしたし。ちょっと物足りなかった。
#読んだ。虎屋って500年も続く企業なんだね。それがびっくり。 虎屋の最近の取り組みについてどういう考えでやっているのかとかが載っている。 老舗も時代に合わせて変化しているのが分かる。 それをうまく成功させているのが凄いところ。
#読んだ。超期待して読んだんだけどなんか面白く感じられなかった・・・。期待が高すぎたのかなんなのか。ちょっと読みづらいのかなあ。
仕事と家族 - 日本はなぜ働きづらく、産みにくいのか (中公新書)
#読んだ。リモートワークで仕事しながらの育児支援についてのPRを配信する際に日本の働き方や少子化について学びたくなり買った本。 著者は日本の少子化の大きな原因は晩婚化、経済的な障壁にあると説く。他いろいろな案との比較もありなるほどなあと思うことが多かった。
#読んだ。面白く読めた。特に理念の章とイノベーションの章が良かった
#読んだ。さらっと読める。こういう自己啓発本まだたまに買ってしまうなあ。いまの自分には必要なかった。
シェアリング・エコノミー ―Uber、Airbnbが変えた世界
#読んだ。体系的にシェアリングエコノミー抑えとこうと思い買った本。ただ、ほぼほぼ知ってる内容だった。
#読んだ。読みやすいし面白い。 期限が厳しく、それに対しての知識もなくどうすればいいか分からない、って時に成長のチャンスあり、って感じ。 ハンターハンターで言えば、追いつめられて念能力が発現するような。 分かるなあ。経営者はそれの連続だもんな。
#読んだ。うーん。なんか刺さらなかったなあ。新しい世の中の見方みたいなことがなかったからかな。書いてある中身は面白いけども。
#読んだ。瞬間的におおこれはアツい!と思う文章もあり、なんか繰り返しの説明だなこれと思う箇所もあり。 全体から受け取れるイメージとしては、 日本、モノづくりは得意とか言ってるけど実際は世界から出遅れてないすかこれ? という感じ。他国は業界レベル、国家レベルで進めてますよ!
コラム始めました
にっぽんのマーケターというメディアで、コラム書き始めました。
EC事業者から見たオムニチャネル|吉川 保男「ECのちょっと先の未来を妄想してます」Vol.1 | にっぽんのマーケター
EC関連情報を収集する中で、これは!と思うことや、実際に実践していることなどを紹介していく予定。
今後はEC事業者との対談とかやってもいいかもなー。
月イチくらいで更新していこうと思っているのでお楽しみに。
ではまた。
2015年8月に読んだ本感想まとめ
2015年8月に読んだ本。
2015年8月は13冊。
8月は3日に1冊ペース(つまり月10冊)目標だったので目標達成。
仕事の状況から9月も同じ目標にしておく。
No.1理論―「できる自分」「強気の自分」「幸せな自分」 (知的生きかた文庫)
#読んだ。マインド的な話。自分のマインドで足らないところを確かめた感じ。会社のトップの人にはオススメ。
No.2理論: 最も大切な成功法則 (能力開発の魔術師・西田文郎)
#読んだ。No1理論、の続編?内容はこっちのほうが面白い。 No1のほうはマインドの話だが、こちらNo2はマインド&振る舞いのどちらにも触れている。
No1とNo2は役割がぜんぜん違う。No2がイケてないと会社は大きくならないらしい。たしかにそうかもしれない。
No2はどういうふうに立ち振る舞うべきなのかが分かるので、No2の人、No2になりたい人にオススメ。
マーケット感覚を身につけよう---「これから何が売れるのか?」わかる人になる5つの方法
#読んだ。濵口さんとの対談記事が面白かったんで買ってみたが、期待を上げすぎてしまった、という印象。
#読んだ。著者の本数冊読んでこの人の本は自分には必要ないと思っていたが、この本は長く売れているみたいなので気になり買ってみた。 内容は基本中の基本、だけどなかなかできないようなこと。 これをきちんとこなしていれば確かに仕事が捗るだろうなと思える。 そういう意味で再確認できた本でした。
#読んだ。話し方を体系的に学びたいと思い買った本。なるほどなー、けっこう良い内容。人前で話すことが多い人にはオススメ。
#読んだ。この本は良い!シャオミってやっていること1つ1つはネット業界ではよく言われていることだしやっている所も多いけど、それをすべて合わせるとまったく新しく、ここまでやっている企業はない。 この企業の凄さを分解して見ていくと当たり前になっちゃうんだけどw、その合わせ方が凄いというか。
#読んだ。ネット業界以外の人が読んで分かるんだろうか、という印象。タイトルがなんとなく他業界のインターネット世代でない人たちでも分かる、というニュアンスがあったので。 著者の言葉遣いは自分とぜんぜん違うので、おんなじような事を思っていても言い方が全く違くて面白い。示唆に富んでました。
#読んだ。もっと軽い内容を想像してたけど、深く学びが多かった。社長向け、というわけでもなく仕事に何かしらデザインが関わる人に広く #オススメ。
#読んだ。対談本と思ってたけどそうじゃなかった。 個々の話はあんまり響かなかったけど、海外に出て日本の良さ悪さが分かるというのは共通していた。 やはり井の中の蛙ではいかんのです。
#読んだ。これは誰向けの本なんだろう。そこがいまいちつかめなかった。内容は提言的なことでした。
#読んだ。著者が気になって買った本。エルメス副社長の齋藤さんについての本、って感じ。高級かどうかではなく、歴史がある企業は独特の風格があるね。エルメスもそんな雰囲気を感じた。
#読んだ。アップルとユナイテッドアローズの章が面白かったけど、だいたい知っていることでもあった。 10年前の本なので情報が古いところもあるが面白く読めた。
#読んだ。社長とランチしながらの対談、ってことではなく、会食のようではなくランチのような気軽さという意味合いだった。 なので読みやすい。 ここに載っている人で気になる社長が一人でもいれば読んでみるべき。
期限決めるのは大事。だがしかし
期限決めるのは大事。だがしかし期限だけを決めてもしょうがない。
例えば、何かが決まらないと次に進めない、そんな状況の時に、
「じゃー今週中に決めちゃいましょう!」
となったりする。
これはこれでいい。
だが、これだけでは期限が決まっただけで、それまでにどんなペースで何をやって進めるのかが不明。
でよくこんな感じになる。
「やっぱ期限決めても決まらないものは決まらないよね〜。」
この場合、決まらないのは、決めるためのプロセスを考えなかったからに過ぎない。
そりゃ決まらないだろ。
それで仕事をやった気になっちゃいかん。
”これくらいやれば決まるだろう、という量をさらに3割増しでやった、だが決まらない。”
というのとはわけが違う。
スタートアップはスピードが命。
こういうところに潜むワナに気をつけたい。