生ものを扱うのは難しい
今日、Facebookで友だちが、
「バラ高っ!(@_@)」
と言っているのを見てふと思った。
ちなみに植物のバラのことです。この友だちは花き市場に花を仕入れに行っているときにこう言っていたんす。
で、なんでバラが高いかというと、この時期、卒業式など送別会の需要があるためらしい。
しかも、高くても必要な人たちが買っていくため赤バラ、黄バラ、オレンジバラなどすべてのバラが市場自体に品薄らしい。
この友だちが、高っ!と言っている時は、素人だとマジで1本そんなにするの?と驚くほど高い。
前に自分が高いっつったってそこまでじゃないっしょさすがに、と思っていくらか聞いたら、え〜!!それじゃまったく利益でないじゃん!むしろあk(ryと思うほど高かった。
んで思うわけです。
毎年この時期は卒業など送別会はあるわけです、別に今年いきなり卒業式ブームが起きた!とかではないので。
そうなると、例えばTシャツなどの商品のメーカーだったら、いや毎年そうなんだからさ、さすがに気づこうよ、需要予測立ててTシャツ生産しなさいよ、となる。
だけど、商品がバラの場合、バラ農家生産側の需給予測ちゃんと立てて生産しなさいよ、
となかなかそういうわけにもいかない。
・日本には四季がある。今は冬でなかなか育たない。
・急な需要増加にあわせてのピンポイントでの生産が難しい
あたりがその理由。
・・・。生もの作る人は難しいねえ。
ちなみに、日本に出回っているバラの約80%は日本国内で生産されているバラ。
(参考:2009年の輸入バラの占有率は21.7% from 岐阜大学園芸学研究室 福井博一教授の公式個人サイト)
しかも、バラ生産農家も減少傾向にあるらしい。
(参考:国内のバラ生産量が減少している from 岐阜大学園芸学研究室 福井博一教授の公式個人サイト)
今後は花き市場が、つまり供給側がその辺をうまく補完していかないといけないんだろうな。生産されたバラをただただ売る場所、というのではなく、需要を満たす場所というか。(聞くとその方向に進んでいるようです。)
まあそうなると、現状を考えると、輸入に頼ることになりそう。
で、市場がうまく体制を整えれば、今後は輸入ものが増えて、安定供給されてくんだろなー。
花を扱うサービスを考えている身としては、供給と価格と質の安定がやはり重要だよなあなんてふと考えてしまった。
(あの花のサービス、リリースしたの?と聞かれることがたまにあるんだけど、時間かかってるけど着実に進んでおりますちゃんとw。ちょっと名前変えるかもw)
ではでは。