新ECおもろ

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2013年3月に読んだ本感想まとめ

2013年3月に読んだ本。 

 

2013年3月は15冊。 

 

峠 (中巻) (新潮文庫)

読んだ。徳川幕府が倒れていく様、権力が移動するとこうも世は変わるのかというのが分かる。その流れに乗る藩やひと、乗りたくても事情により乗れない藩やひと、まわりの藩や人の動向に合わせようとする藩やひと、など歴史の教科書で知ったこととはひろがり奥行きが違う。まあ当たり前かw。鎖国といってもけっこう海外との貿易交流もあるじゃんとおもったしw
主人公の継之助は先見の明がある行動派だなあ。出世し、世の中を見聞して藩のために物事を決めていく。ただ世の大きな流れにはさすがに逆らえない。これからどうなってくか下巻が楽しみ。 

 

鈴木敏文のセブン‐イレブン・ウェイ 日本から世界に広がる「お客さま流」経営  

読んだ。セブンイレブン会長がアメリカのセブンイレブンをどうやって再建したのかが書かれている。 日本から派遣されていたスタッフに経営トップが指示を出しても、「現地のひとが反発する(そんなことしたら売れなくなると言われる)のでなかなか進まない」と説明され、怒気荒く檄を飛ばした、「日本から来た男が、何を始めたかと思うと、あんな馬鹿なことをやっている」と現地経営陣から言われた、とか、改革ってやっぱりそういうところから始まるんだなーと思った。 最高経営責任者の指示なわけだけど、それを遂行する責任のある立場のひとでもトップのやることを疑うというか。

でも実際指示通りやってみたら良い方向に変わっていくんだよね。もちろん鈴木会長の経営手腕が優れているわけだが、関わるひとの意識改革も一緒に必要なのがよくわかる。
ひとって将来が不安だと力を発揮できないんだよなー。将来が良くなっていくと分かれば安心して仕事に取り組めるし、そういう環境が作れるとチームワークが生まれるし結果会社も良くなっていくのだろう。

余談だけど、セブンイレブンのおでんは地域ごと(全部で6地域)に出汁が違うらしい。これもお客様の立場に立って考えたから。やはりそういうことができるから売上げも伸び続けるんだろな。 

 

峠 (下巻) (新潮文庫)  

読んだ。下巻は、大政奉還後の薩長の官軍との戦いに巻き込まれてく過程と戦いの話。 時代の流れは大きい。しかも自分たちは本流に対する流れ。それを知りながら、自分の立場で未来を切り開こうとした継之助の生き様が感動する。
時代のうねり/勢いの強さ、戦いでの戦略の重要さ、戦争の悲惨さ、人間とはなんたるや、ひとの生き様などが随所に溢れている本でした。 

 

ムーブメント・マーケティング 「社会現象」の使い方  

読んだ。ムーブメントって自然発生的なものだけでなく、ある条件の中においては仕掛けることも可能、企業が付与した様々な要素によって発展することも多々ある。それを事例とともに解き明かすっていう何とも素敵な本! いやーなんとなくいつも疑問に思っている、どんなことしてこのサービスって大きくなったんだろ?それが知りたいのよね、、、が事例とともに書いてある。
というわけでベンチャーで働くひと全般におすすめです。 

 

渋沢栄一 巨人の名語録 日本経済を創った90の言葉 (PHPビジネス新書)  

読んだ。渋沢栄一、正直あんまり知らなかったんだけど、すごい人やんけw。 読んでよかった。本自体はあっさり読めるし、自分の気になった言葉のところだけ読む感じでもよさげ。
引き続き、渋沢栄一関連を読んでみるかな。

 

JAL再生―高収益企業への転換  

読んだ。こんなんじゃそりゃ破綻するわなーとしか思えない内容。 もちろんV字回復の利益額や期間の早さは素晴らしいと思うが、破綻後の再生でやったことは基本的なことだった。経営(企業再生)に奇策なしと言うが、本当にそうなんだろう。
こういうのって、破綻前は当事者には気づかないもんかねえ。まあ気づかないからこうなったということなんだろうけども。 

 

帝王学の教科書―リーダー英才教育の基本  

読んだ。史記とか十八史略とか懐かしい。高校の頃、クラス担任の先生が十八史略専攻だったんで自由時間の授業のときにたまに教わったなあ。まあ高校の頃は全く興味なくほとんど聞いてなかったけどw。ていうか誰も聞いてなかったと思うw。ほとんどの高校生には興味持てない内容だし。
ただもしあの先生が生徒の人生のどこかで十八史略という言葉を聞いて思い出して興味がでてくれたなら教えた甲斐がある、と思ってたんだとしたら、その甲斐あったよ。 人生や仕事に活きる言葉の数々がある。  

 

誤解されない話し方、炎上しない答え方  

読んだ。スタッフメンバーからのもっとお客様対応を磨きたいという声に応えて、買った本。一応自分も読んどくかと思ってさらっとだけ読んだ。こういうことを知らない場合はタメになると思う内容でした。 

 

時間のない僕らが、「英語を話す」ためにすべきシンプルな方法  

読んだ。英語さぼり気味なんで、こういう本に目がいってしまったw。去年英語留学してホントは自分の弱いところすでに分かっててその勉強法も自分で知ってるんだけどね。だから、結局読んでも別に得るものないというw
シンプルに自分がここやらないとと思ってるところをコツコツ進めるしかないなと再認識したのが成果かなw
ちょっとずれるけど、この本に載ってないんだが自分がやってることで英語勉強するのに良いなと思ってることは、英語の曲の歌詞を見て訳も覚えて、さらにそれを歌えるようになること。オレはマイケル聴いてます。

 

Running Lean ―実践リーンスタートアップ (THE LEAN SERIES)  

読んだ。これはウェブ系スタートアップの人たちには必須の本だわー。ここに書かれていることを理解した上で仕事/ビジネスの話が出来ると楽しいかも。 

 

雑談力が上がる話し方―30秒でうちとける会話のルール  

読んだ。スタッフメンバーからのもっとお客様対応を磨きたいという声に応えて、買った本。自分も一応読んどくかと思い読んでるわけだが、スタッフとの面談でのお互いの認識として守破離の段階でいう破の段階を磨くという話だったんだけど、この本は最後の離の段階かなー。磨きの最終段階としての知識を得るのにいいかもな。 まあ完全に個人的な意見だけどw。 

 

経営に終わりはない (文春文庫)  

読んだ。ホンダの経営面/資金面を支えた本田宗一郎のコンビ藤沢武夫が書く本。会社が立ち上がる頃から目指す世界がデカい。だからなのか、会社の成長も早い。大きく考え、現状を常に向上する努力を続けることで周りを巻き込んでいく姿が人間としてものすごいなあ。
やはり思い描いている世界以上にはいかないんだろうし、いったとしてもそれは実力じゃないもんな。目の前しか見てないと、結果小さくなってしまう。
メーカーと代理店では投資に対するスタンスもその時間軸も違うが違いを理解しつつ考え方をあわせていったり、ホンダが土地を買うと知って周りの土地が値上がりしだししまいには絶対に売らないという地主への対応だったり、人間を知るのに勉強になった。経営者の方におすすめです。 

 

[新装版]商いの道 経営の原点を考える  

読んだ。イトーヨーカドー グループの創業者が語る本。
商人は冒険を望まねばならぬ、経営者は筋をとおすもの、お上意識を持たない(意識が態度に表れる)、3人称は商人の姿勢にあらず、などなど商売人、経営者としての原点を確認できる良い本でした。 

 

会話上手になる聞き方・話の促し方  

読んだ。スタッフメンバーからのもっとお客様対応を磨きたいという声に応えて、買った本。自分も一応読んどくかと思い読んでる。 この本は基本の構成は”対面での会話”の想定だったので最初役に立つかちょっと不安だったけど、最終的には対面じゃないうちのお客様対応にも活きる本だった。スタッフにとってもいい本になるといいなあ。 

 

伝え方が9割  

読んだ。スタッフメンバーからのもっとお客様対応を磨きたいという声に応えて、買った本。自分も一応読んどくかと思い読んでる。
お客様対応ってやっぱりお客様が何を考えているのか、こちらに何を伝えたがっているのかをお客様の気持ちになって考えないといけないわけだが、まさにそういう内容の本だった。要は伝えるときに相手の頭の中を想像してみようというわけ。
実際の例や、そういう言葉の作り方が分かりやすく書いてあるのでスタッフにいいかもなこれ。